Order
注文情報を保持しています。注文が完了していないカート情報を含みます。
Order
は次のカラムを持ちます。
user_id
:User
に関連付く ID です。ログインユーザーの場合に利用されます。guest_token
: ユーザーを識別するためのトークンです。ゲストユーザー(非ログインユーザー)の場合に利用されます。code
: 注文番号です。email
: 注文者のメールアドレスです。payment_fee
: 決済手数料です。shipment_fee
: 送料です。total_price
: 商品合計と各種手数料を含んだ合計価格です。bill_address_id
:Address
に関連付く請求先住所の ID です。ship_address_id
:Address
に関連付く配送先住所の ID です。state
: 注文ステータスです。詳細は ステートマシン をご覧ください。draft
: 下書き注文かどうかを示すフラグです。completed_at
: 注文確定日時です。
価格
Order
には各種価格を得るためのメソッドがいくつか用意されています。current_
から始まるメソッドは対象の時価を示します。注文確定当時の価格を知りたい場合は current_
の付かないメソッドから売価を取得できます。
Order
に用意されている価格用のメソッドは次の通りです。
current_item_total_price
,item_total_price
: 商品の合計価格です。current_shipment_fee
,shipment_fee
: 送料です。current_payment_fee
,payment_fee
: 決済手数料です。current_total_price
,total_price
: 商品合計と各種手数料を含んだ合計価格です。
配送
注文には複数の配送情報が関連付きます。それぞれの配送は注文完了とともに配送準備完了となり、それによって倉庫の在庫が確保されます。
注文を配送情報に変換する作業は Inventory::Coordinator
が司っています。このクラスは注文情報を受け取り、内部で倉庫や在庫などを判別したのちに、適切な配送情報を提供します。
下書き注文
バックエンドから作成した注文は下書き注文として保存されます。下書き注文は draft
フラグが有効かどうかで見分けることができます。下書き注文を確定させると通常の注文と同様に取り扱うことができ、注文完了後のステート処理なども通常の注文と同じ扱いになります。
下書き注文へのショートカットとして DraftOrder
モデルが存在します。このモデルの実態は Order
で、DraftOrder
は draft
フラグが有効な Order
を生成したり検索したりするための機能を提供します。